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【展覧会】イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 - モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン展@東京丸の内・三菱一号館美術館のレポート(2021/10/17訪問)

展覧会に行きたい!よろコンです。

 

本ブログでは過去に見た展覧会も含め、気になる展覧会をレポートしていきます。

 

今回は、サポータでありながら紹介は久々のこちらの美術館さんから

 

イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 - モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン  @ 東京丸の内・三菱一号館美術館

 

です。

 

2021/10/17に見に行ってからサポーター特典を活かして3回見てきました。それでも、見たくなる珠玉の作品が集まっています。残念ながら今週末(1/16)で東京展は終了ですが、その後、大阪に巡回します。モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンと言ったキラ星のスターの中に新しい「発見」も。ぜひともお楽しみに。

 

ということで、今回も、最後まで、お読みいただけますと幸いです。

 

【目次】

 

※ 以下の記述は展覧会内の説明、パンフ、その他WEB上の資料などの説明を参照の上、記述しております。なお、作品の写真はパンフレットおよび撮影可能な作品を撮影しています。

 

1. 展覧会概要

(1) どんな展覧会か

イスラエル博物館

エルサレムにある博物館。1965年開館後、約2500点の近代美術のコレクションを蓄積してきたとのこと。そのコレクションからバルビゾン派ー印象派ーポスト印象派と印象派誕生の系譜をたどり、日本初公開の名品も楽しめる展覧会となっています。

(↓イスラエル博物館の地図)

 

(2) 開催概要

 ・期間:2021/10/15(金) - 2022/1/16(日)

 ・休館日:月曜日

 ・時間:10:00 - 18:00 ※会期最終週(=今週)平日は21:00まで(入館は閉館30分前)

 ・会場:三菱一号館美術館(東京駅丸の内側)

 ・チケット:一般1900円、高校・大学生:1000円、小中学生 無料 ※日時指定可能

 ・作品数:69点+関連作品(作品リストから)

 (作品リスト)

https://mimt.jp/israel/pdf/list.pdf

 ・写真撮影:3階の一部撮影OKそれ以外はNGです。

 ・Webサイト:

(展覧会サイト)

mimt.jp

(美術館サイト)

mimt.jp

 

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(美術館入口)

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(このとき美術館前の中庭はバラがきれいでした。あれから年も変わり・・・)

 

(3) パンフレット

(表面)

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(中・左面)

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(中・右面)

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(裏面)

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2. 展覧会の中へ

(1) 訪問日・混雑状況

訪問日:2021/10/17(日) 昼は雨が降ってましたが訪問時は曇りだったと思います。(この日の写真を見て)16:30頃訪問。その後、12/4、12/8と鑑賞

鑑賞時間:80分弱

混雑状況:開催当初から多く、チケット購入など、並んでいました。三菱一号館サポーターは事前予約なくても入れて、エレベーターに乗るの待つ程度です。それでも5-10分くらいは待ちます。今週(1/12-16)は最後なので混みそうで。(平日夜間ならゆっくり見られるか?)

 

(2) 展覧会の構成

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I 水の風景と反映 Waterscapes and Reflections

II 自然と人のいる風景 Natural and Figural Landscapes

III 都市の情景 Cityscapes

IV 人物と静物 People and Still Life

 

(3) 気になる作品

「I 水の風景と反映」から

まずは印象派前コロー、ドービニー、クールベと作品も並びますが、こちらの作品を

 

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ウジェーヌ・ブーダン「岸辺のボート」制作年不詳

 

戸外で描くことで印象派にも多大な影響を与えたブーダンの「空」と「水」

 

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チャイルド・ハッサム「夏の陽光(ショールズ諸島)」1892年

 

アメリカの画家。点描とも思える細かいタッチで陽射し明るい光景を描写

 

そして今回の展覧会の主役の一枚

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クロード・モネ「睡蓮の池」1907年

 

101.5cm × 71.0cmの睡蓮。撮影可能でした。

この展覧会では特別展示としてDIC川村記念美術館、和泉市久保惣記念美術館、東京富士美術館からの「睡蓮」も展示されており、それぞれ描かれたときの光や空気などの違いを見比べることができます。

 

「II 自然と人のいる風景」からは

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カミーユ・ピサロ「エラニーの日没」1890年

 

こちらも撮影可能でした。

ピサロが20年過ごし、最後の拠点となったエラニー=シェル=エプト。小さな村に輝く夕陽

 

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ポール・ゴーガン「ウパ ウパ(炎の踊り)」1891年

 

タヒチ先住民の踊り。官能的過ぎてフランス人が禁止したとか。まだ、規制の届かない場所での集い。燃え上がる炎、踊る人々、そして恋人たち。

 

「III 都市の情景」では、この本展覧会での「発見」です。

 

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レッサー・ユリィ「夜のポツダム広場」1920年代半ば

 

「ドイツ印象派」の画家、レッサー・ユリィ。旧プロイセン(現・ポーランド)生まれで生前は決して恵まれた環境になく、この絵も世界大戦を経て数奇な運命をたどりイスラエル博物館に。

雨に霞む建物、濡れた路面に反射する灯、傘をさす黒い人影。反射する路面の灯は燃えるように輝き、少し細長く描かれた人影にはどことなく郷愁が。

写真で言うと「ソール・ライター」の世界が思い浮かんできました。

 

本展覧会ではレッサー・ユリィは4作品。是非、機会がありましたら、実物をご覧ください。本展覧会でいち推しと言っても過言ではありません。

 

と言いつつ、こちらの記事でも作品は確認できます。

artexhibition.jp

さいごは「IV 人物と静物」

 

人物だけでなく花の絵も好きなこの画家の作品

 

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ピエール=オーギュスト・ルノワール「花瓶にいけられた薔薇」1880年頃

 

美術館前の中庭のバラもきれいでした。最後はルノワールの花束で。

 

このほかにも数多くの画家の数多くの名品が展示されています。

とても紹介しきれないのですが、今回はこの辺で。

 

(4) ミュージアムショップ

展示会場から階段を下りて一階に出るとミュージアムショップに。

今回は、図録、アイレットノート、絵ハガキを購入です。

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図録2900円

 

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アイレットノート660円

これはレッサー・ユリィ版。モネの睡蓮版もあります。

 

3. さいごに

ここに紹介しなかった画家では

コロー、ドービニー、クールベ、シスレー、セザンヌ、ゴッホ、ドガ、シニャック、ヴァイヤール、ボナールなどなどなど・・・

そして、バルビゾン・写実主義・印象派・ポスト印象派・ナビと印象派を中心とした時代の流れ、絵のテーマに沿った展示で多くの画家の多様な作品を通覧できます。新たな「発見」もあり、見ごたえたっぷりな展覧会で、とにかく楽しめました。

 

この展覧会は東京の後

1/26(水)~4/3(日) 大阪・あべのハルカス美術館

に巡回します。

 

それでは、さいごに関連リンク

印象派つながりで同時期に開催されていたポーラ美術館展

www.suki-kore.tokyo

この展覧会も終わりましたが巡回中

www.suki-kore.tokyo

 

   ということで、今回のレポートは以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また、次のレポートもよろしくお願いいたします。

 

※ ご意見、ご感想、大歓迎です。是非コメントかメール(yorocon46@gmail.com)まで。ツィッターは@yorocon46です。 

 

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(美術館から出てきて、夜のバラ)