よろコンです。
街はミュージアム、街はアートにあふれてる!
ということで、そんな街のアートを記録します。
今回は今も開発が進みゆく街・虎ノ門
新しい駅・虎ノ門ヒルズとつながり、新しくなりつつある銀座線の虎ノ門駅
そのホームに突如現れた白い虎(少女?)たちです。
白い虎が見ている@虎ノ門
銀座線・虎ノ門駅の赤坂見附・渋谷方面のホーム、渋谷よりの改札のそばにその彫刻はあります。
パンデミックさなかの2020年。久々の出勤の仕事帰り。
ホームを浅草方面から渋谷方面に歩いているとき、突如現れたその彫刻。
はじめて見たとき、いろいろな驚きと違和感を覚えました。
まずはとにかく「白い」こと、そしてたくさんの虎の顔をした少女。お面?化身?
そしてさらに先頭車両の方に歩いていくと・・・うん?動いてる?
その表情が変わっていくのです。
なんだか歩きながらパラパラ漫画を見ているかのよう。ちょっと不思議な感覚。
真ん中の少女の顔、さっきと違っていませんか?
この写真ではちょっと分かりにくい・・・?
では、こちらを
渋谷よりから見た少女
浅草よりから見た少女
真正面から見た少女
なんだか、少女の気持ちの移り変わりを見ているよう。
寂し気、でも、ようやくお面を取って素顔を見せてくれたのかも。
こちらの作品の説明です。
解説文「白虎のお面をかぶった女性たちの群像。凸型のレリーフが引き起こす錯視によって見る人の身体の動きに乗じて向きを変え、その人を見つめ返します。
『空洞』であり『不在』であるという矛盾を孕みながら、視点によって異なる表情を見せるその像は、前を通る一人一人との間に親密な関係性を生み出す、新しい公共彫刻となるでしょう。」
(写真では読みにくい部分もあるので、写しました)
作者は中谷ミチコさん
中谷ミチコ 専任講師 – 多摩美術大学 彫刻学科研究室 NEWS&EXHIBITION
多摩美術大で教えられているとのこと。
最初に感じた違和感。
凸面で立体的に作成されることが多い彫刻で凹面に描き込み動きまで加えていたんですね。とても新鮮でした。
そして今では、なんとなく親しみを感じながら、帰りの電車に乗り込んでます。
2022年虎の年、「虎」の街から白い虎をお届けしました。
もし、立ち寄る機会がありましたら、ぜひ"体験"してみてください。
ということで、今回は以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた。
(虎ノ門でお会いしましょう)