今月も展覧会に行きたい!よろコンです
4月以来のご無沙汰です。訳あってブログからちょっと遠のいてしまいました(^^;)
それにしても気が付けば東京は梅雨入り(6/6)。季節が過ぎるのは早いです。
でも、雨の中、ゆっくり見る展覧会。落ち着いていて、悪くないです。
と、久々なので前置きが長くなりましたが、今回も自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。これを書かないと展覧会に行きそびれそう・・・ということで、ただただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトで始めます。なにか一つでも気になるものがありましたら幸いです(^^)
なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。
【今月の展覧会】
1. 情報源
・「絶対見逃せない 2022 美術展」& 美術展80ハンドブック
・東京都の展覧会|展覧会スケジュール|美術館・アート情報 artscape
に、各美術館のWebサイトの情報等を加えて記述します。
(梅雨入りは小金井で見たこの花から)
2. 気になる展覧会
(1) これから行きたい展覧会
(開催中)
☆「フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家」@山梨県立美術館 開催中-6/12
フランソワ・ポンポン展 〜動物を愛した彫刻家〜 公式サイト|François Pompon Exhibition
※ 5月のGWに行こうと思っていましたが・・・GW直前、個人的にとある出来事がありまして・・・残念ながら見に行けなさそうです(T_T)
また群馬の館林美術館に行ったとき、ポンポン作品は見てこようと思います。そしていつかは再びオルセーにも。
☆「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」@上野・東京都美術館 開催中-7/3
※ こちらも開催は残すところあと一か月を切りました。今週末には見に行こうと思っています。数多くのGREATな作品との出会いに期待です。
☆「牧歌礼賛 / 楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児」@東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 開催中-7/10
牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児 | 東京ステーションギャラリー
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/pdf/202204_andre_fujita.pdf
※ 牧歌的、素朴派な雰囲気の作品。こちらも近々、見に行く予定です。
(今月から)
☆「自然と人のダイアローグ」@上野・国立西洋美術館 開催中(6/4)-9/11
国立西洋美術館リニューアルオープン記念「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」
※ いよいよ帰ってきた西洋美。修復工事による長期休館後、最初の企画展「国立西洋美術館リニューアルオープン記念」はドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館の協力を得ての展覧会。「フリードリヒ、ゴッホ、モネからリヒターまで」と、他にもマネ、セザンヌ、シニャック、ホドラー等々、印象派から現代アートまで幅広い作品が楽しめそうです。
☆「ゲルハルト・リヒター展」@竹橋・東京国立近代美術館 6/7-10/2
※ 明日(というより本日)、開幕です。ドイツ現代アートの巨匠・リヒター。日本では16年ぶり、東京では初の美術館での個展です。
☆「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の奇跡 -市民が創った珠玉のコレクション」@乃木坂(六本木)・国立新美術館 6/29-9/26
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション
※ こちらもドイツ。ケルン市が運営する美術館のコレクションは市民による寄贈に支えられたもの。二つの世界大戦、東西ドイツの分裂そして統一。激動の20世紀を生きた芸術家とコレクターが作り上げた美術館の作品はどのようなものでしょうか。楽しみです。
☆「2022イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」@西高島平・板橋区立美術館 6/25-8/7
※ 毎年恒例、板橋区立美術館のボローニャ絵本展。実家近くの図書館や板橋の町でも関連イベントがあります。今年もどんな驚きがあるか、楽しみにしています。
(2) 行ってきた展覧会
☆「大英博物館 北斎 ー国内の肉筆画の名品とともにー」@六本木・サントリー美術館 開催中-6/12
大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに― サントリー美術館
※ 世界でも注目の北斎は大英博物館でも収集されていました。そんな大英博物館のコレクション中心とした展覧会です。前半は富嶽三十六景や諸国瀧廻り等の風景画中心に、後半は肉筆画などの多種多様な作品が展示されています。個人的には晩年近づく88歳に描かれた肉筆画「流水に鴨図」の繊細な色遣い、描写は圧巻でした。さすが北斎。
撮影可能な作品から。The Great Wave
椿説弓張月
今週末の日曜日(6/12)まで。
☆「イスラエル博物館所蔵 ピカソ ーひらめきの原点ー」@汐留(新橋)・パナソニック汐留美術館 開催中-6/19
イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ― | パナソニック汐留美術館 Panasonic Shiodome Museum of Art | Panasonic
※ イスラエル博物館の800点あまりのピカソ・コレクションから、版画を中心とした展示。今週末の6/10(金)まで写真撮影が可能なエリアがあります。
撮影可能なエリアから
「窓辺の女」1952年 アクアチント
☆「篠田桃紅展」@初台・東京オペラシティ アートギャラリー 開催中-6/22
篠田桃紅展展覧会について|東京オペラシティ アートギャラリー
※ 昨年107歳で残念ながら亡くなられてしまった篠田桃紅。前衛書からスタートしたその作品展を見てきました。文字は古代人の究極の抽象表現であり、その造形はその形(決まり事)を離れてさらに進化する、というようなコメントが書かれていました。(記憶のレベルなので、趣旨が違っていたらすみません)
いずれの作品も「キリッ」としていて、文字ではない「造形」含め、すべての作品の根底に「書」が息づいていると感じました。その作品に囲まれた空間は凛として、とても清々しいものでした。とても良い時間を過ごせました。
☆「シダネルとマルタン展」@新宿・SOMPO美術館 開催中-6/26
※ 19世紀末から20世紀初頭、フランスで活躍した最後の印象派の巨匠二人展。お互いに交流もありましたが、この展覧会を見て、その作風は結構異なるものと感じました。
入口にはマルタンの絵です。
撮影可能な作品から
アンリ・マルタン「二番草」1910年
夏から初秋にかけて二番草を刈り取る情景とのこと。このほか、マルタンが取り組んだ壁画に関連する習作の展示もあります。
アンリ・ル・シダネル「ジェルブロワ、テラスの食卓」1930年
点描で明るい色のマルタンの作品。人が描かれていてもその表情は物憂げだったり神秘的だったりします。一方、光と空気に包まれたような柔らかいタッチのシダネルの作品。シダネルはある時から人を描かなくなりますが、そのテーブルの上の静物からは食事を楽しむ人々の談笑が感じられそうです。二人の作品を比較しながら見ることのできる、とても興味深い展覧会でした。
☆「野田九浦 -<自然>なること-」@吉祥寺・武蔵野市立吉祥寺美術館 終了(4/16-6/5)
※ 吉祥寺で50年近く過ごし、吉祥寺美術館開館のきっかけとなった画家とのこと。初めて知りました。最終日直前の土曜日、吉祥寺に用事があって来たとき、フラッと寄りました。歴史画の名手とのことですが、朦朧体が台頭する中、日本画として線にこだわった表現。静かながら、おおらかな、たおやかな空気感の作品がとても良かったです。
パネルの絵は「河霞む」1936年
こちらは唯一、撮影可能だった作品
「相撲」1937年
ということで今月は以上です。
3. さいごに
6月は春からの展覧会が終了しつつ、これから夏に向けて展覧会も衣替えです。
現在、箱根のポーラ美術館も「モネからリヒターへ」を開催中で、今年90歳を迎えたリヒター作品には、いろいろな展覧会で出会えそうです。
さて、話は変わって最近こんな本も買ってみました。
「ぶらぶら美術・博物館 プレミアムアートブック2022-2023」 KADOKAWA 1350円
火曜日の20:00にBS日テレで放送中の「ぶらぶら美術・博物館」の本です。
テレビ番組も見ていますが、こちらの本にもいろいろな展覧会や特に各地の美術・博物館が掲載されているので、これからの美術館周りの参考にしたいと思います。
ということで、何か、おもしろそうな展覧会はありましたか?
さいごに関連リンクを・・・ですが、今回はお休みです。
それでは、今回の通信は終了です。次回は7月の予定です。(あくまで予定です^^;)
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。
※ ご意見、ご感想、大歓迎です。是非コメントかメール(yorocon46@gmail.com)まで。ツィッターは@yorocon46です。
(最後は、長引く悲惨な戦争が一刻も早く終わることを祈念して、この花を)