すきコレ

好きなものをコレクションする。そんなコンセプトのブログです。旅にアートに、それからそれから...

2023年&1月の東京の展覧会通信(2023/1/11)

今年もそして今月も展覧会に行きたい!よろコンです

 

故あってブログの記述が遅れましたが本年もよろしくお願いいたします

 

さて、今月は2023年最初の展覧会まとめ。1月、そして2023年を通して気になる展覧会をピックアップしてみたいと思います。

 

ということで、今回も自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトで始めます。なにか一つでも気になるものがありましたら幸いです(^^)

なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。

 

【今月の展覧会】

 

1. 情報源

・「絶対見逃せない 2023 美術展」& 美術展80ハンドブック

東京都の展覧会|展覧会スケジュール|美術館・アート情報 artscape

・ちらしミュージアム(iPhoneアプリ)

に、各美術館のWebサイトの情報等を加えて記述します。

 

f:id:YoroCon:20230110225225j:image

(気分は、まだお正月)

 

2. 気になる展覧会

(1) 今月開催中・開催予定の展覧会

・行ってきた展覧会

☆「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」@上野・国立西洋美術館 開催中(10/8) -1/22(日時予約制)

ピカソとその時代─ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

※ 2023/1/3鑑賞。ドイツ・ベルリンの画商ベルクグリューンが集めた名作が日本に。ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ。そのほかにもセザンヌやブラックの作品も。特にピカソはいろいろな作品を通じて作風の変遷がたどれる充実した内容でした。マティスの鮮烈な色彩の作品にも目を引かれます。

f:id:YoroCon:20230110225255j:image

f:id:YoroCon:20230110225234j:image

f:id:YoroCon:20230110225258j:image

パブロ・ピカソ「座るアルルカン」1905年

f:id:YoroCon:20230110225244j:image

パブロ・ピカソ「黄色のセーター」1939年

 

☆「京都・智積院の名宝 展」@六本木・サントリー美術館 開催中(11/30) -1/22

京都・智積院の名宝 サントリー美術館

※ 2022/12/29鑑賞。京都智積院の名宝が東京に。長谷川等伯・久蔵親子の大作である障壁画を東京で間近に見られる貴重な機会。個人的には等伯の飄々とした十六羅漢図屏風が好きでした。堂本印象のカラフルな障壁画もおもしろい!

f:id:YoroCon:20230110225238j:image

f:id:YoroCon:20230110231311j:image

(十六羅漢の一人)

 

☆「ヴァロットン-黒と白 展」@東京(丸の内)・三菱一号館美術館 開催中(10/29) -1/29(日時予約制)

ヴァロットン―黒と白|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

※ ナビ派の画家ヴァロットンの版画について世界有数のコレクションを誇る三菱一号館美術館。今年4月から来年秋頃までの長期休館を前にした展覧会。黒と白、白と黒、モノトーンな版画からにじみ出る心の襞。その絵の後ろに隠されたものとは。意味深な作品の世界にじわじわと捕らえられていきます。

f:id:YoroCon:20230110225302j:image

f:id:YoroCon:20230110225231j:image

f:id:YoroCon:20230110225228j:image

ヴァロットン「街頭デモ」1893年

 

☆「ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ」@竹橋・丸紅ギャラリー 開催中(12/1) -1/31

展覧会|Marubeni Gallery 丸紅ギャラリー

 

※ たった一枚の展覧会。ルネッサンスの巨匠が描いた日本にある唯一の作品「美しきシモネッタ」。この一枚の作品とじっくりと向き合う、そんな優美で贅沢な展覧会です。

f:id:YoroCon:20230110225252j:image

 

・これから行きたい展覧会

☆「国宝 雪松図と吉祥づくし 展」@三越前(日本橋)・三井記念美術館 開催中(12/1) -1/28

三井記念美術館

※ 三井記念美術館年末・年始恒例の国宝「雪松図」屏風の展覧会。

 

☆「パリ・オペラ座 響きあう芸術の殿堂 展」@京橋・アーティゾン美術館 開催中(11/5) - 2/5

パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂|アーティゾン美術館

※ パリ・オペラ座にまつわる作品がオルセー美術館やフランス国立図書館からも来日。

 

☆「諏訪敦 眼窩裏の家事 展」@府中・府中市美術館 開催中(12/17) - 2/26

諏訪敦「眼窩裏の火事」 東京都府中市ホームページ

※ 現代日本の写実絵画の諏訪敦の展覧会。

 

☆「江戸絵画の華 展」@日比谷(有楽町)・出光美術館 <第1部>開催中(1/7) - 2/12、<第2部> 2/21-3/26(第1部、第2部とも日時指定予約制)

最新の展覧会|展覧会情報|出光美術館

※ 第一部は若冲をはじめとする江戸の作品、第二部は応挙を中心とした円山派に抱一、其一をはじめとした江戸琳派。どちらも、おもしろそう

 

☆「佐伯祐三 ー 自画像としての風景 展」@東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 1/21 - 4/2(日時指定予約制)

特別展「佐伯祐三-自画像としての風景」:【東京会場】2023年1月21日(土)~4月2日(日) 東京ステーションギャラリー/【大阪会場】2023年4月15日(土)~6月25日(日) 大阪中之島美術館

※ 東京、大阪、パリを描いた佐伯祐三。大阪中之島美術館のコレクションを中心に

 

☆「レオポルド美術館 エゴン・シーレ 展」@上野・東京都美術館 1/26 - 4/9(日時指定予約制)

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才<オフィシャルHP>

※ 28年という短い生涯をウィーンで駆け抜けたエゴン・シーレ。30年ぶりの回顧展

 

☆「若冲と一村 時を越えてつながる 展」@箱根・岡田美術館 開催中(12/25) - 6/4

若冲と一村 ―時を越えてつながる―|開催中の展覧会|岡田美術館

※ 開館10周年記念展。まさに時を越えてつながる二人の絵師、若冲と一村。若冲はもちろん田中一村の作品も見に行きたいところ

 

(2) 2023年の展覧会

・2~3月

☆「マリー・ローランサンとモード 展」@渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアム 2/14 - 4/9

マリー・ローランサンとモード | Bunkamura

※ 20世紀のパリを舞台に活躍したマリー・ローランサンとシャネルを軸に構成された展覧会とのこと

 

☆「芳幾・芳年 -国芳門下の2大ライバル 展」@東京(丸の内)・三菱一号館美術館 2/25 - 4/9

芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

※ 歌川国芳門下の二大ライバルが"最後の浮世絵師"として挑んだ作品たちの展覧会。この展覧会の後、三菱一号館美術館は長期休館に

 

☆「ルーブル美術館展 愛を描く」@乃木坂(六本木)・国立新美術館 3/1 - 6/12

【公式】ルーヴル美術館展 愛を描く|日本テレビ

※ 今回のルーブル展は「愛」がテーマ。どのような"愛"が見られるか。

 

☆「特別展 東福寺」@上野・東京国立博物館 3/7 - 5/7

特別展「東福寺」:【東京展】2023年3月7日(火)~5月7日(日)/東京国立博物館 平成館|【京都展】2023年10月7日(土)~12月3日(日)/京都国立博物館 平成知新館

※ 京都を代表する禅寺・東福寺の貴重なお宝がトーハクに。京都に行く前に、ここで見て行きます。

 

☆「春の江戸絵画まつり 江戸絵画のお絵描き教室 展」@府中・府中市美術館 3/11 - 5/7

春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室 東京都府中市ホームページ

※ 府中市美術館恒例の江戸絵画まつり。鍬形蕙斎の鳥獣略画式はとても可愛らしくて一見の価値ありです

 

☆「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」@竹橋・東京国立近代美術館 3/17 - 5/14

https://www.momat.go.jp/am/exhibition/jubun2023/

※ 去年がトーハク150周年記念の国宝展なら、今年はMOMAT70周年記念の重文展。これは早く見に行きたい

 

☆「椿椿山展 軽妙端麗な色彩と筆あと」@西高島平・板橋区立美術館 3/18 - 4/16

椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと|板橋区立美術館

※ 江戸の絵師。去年が建部凌岱なら今年は椿椿山(つばきちんざん)。渡辺崋山の弟子というだけにとどまらない椿山の作品に触れらる展覧会です。

 

☆「憧憬の地 ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 展」@上野・国立西洋美術館 3/18 - 6/11

憧憬の地 ブルターニュ展 ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷|国立西洋美術館

※ 19世紀後半から20世紀に画家たちが目指したブルターニュ。そんなブルターニュにスポットを当てた作品たちの展覧会

 

☆「ブルターニュの光と風 展」@新宿・SOMPO美術館 3/25 - 6/11

【ブルターニュの光と風】 | SOMPO美術館

※ 19世紀後半から20世紀に画家たちが目指したブルターニュ。そんなブルターニュにスポットを当てた作品たちの展覧会が同時期に新宿でも

 

・4~6月

☆「大阪の日本画 展」@東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 4/15 - 6/11(日時指定予約制)

展覧会 | 東京ステーションギャラリー

※ 北野恒富、島成園といった大阪で活躍した日本画家の作品が東京に

 

☆「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」@上野・東京都美術館 4/27 - 8/20

マティス展 Henri Matisse: The Path to Color

※ 鮮烈なシーレの次はフォーヴのマティス

 

☆「特別展 木島櫻谷 -山水夢中-」@上野・東京都美術館 6/3 - 7/23

特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中― | 展覧会 | 泉屋博古館東京 <六本木>

※ 京都画壇の櫻谷展が東京の千屋博古館で

 

・7~9月

☆「甲斐荘楠音の全貌 展」@東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 7/1 - 8/27

展覧会 | 東京ステーションギャラリー

※ 妖艶?という言葉だけでは表せない甲斐荘楠音の多彩な世界が楽しめそう。2/11-4/9は京都国立近代美術館で開催中

 

☆「テーと美術館展 光-ターナー、印象派から現代へ」@乃木坂(六本木)・国立新美術館 7/12 - 10/2

テート美術館展 光 − ターナー、印象派から現代へ|2023年7月12日-10月2日(予定) 国立新美術館|2023年10月26日-2024年1月14日 大阪中之島美術館

※ フランス・ルーヴルの次はイギリス・テート。ターナーからオラファー・エリアソンまでの幅広いコレクションが来日です。

 

・10~12月

☆「キュビスム・レボリューション 展」@上野・国立西洋美術館 10/3 - 2024/1/28

国立西洋美術館

※ ピカソ、ブラックらが中心となったキュビスム。パリ、ポンピドゥー・センターの作品を中心に構成

 

☆「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」@竹橋・東京国立近代美術館 10/6 - 12/3

https://www.momat.go.jp/am/2023/

※ 富山、故郷の青森と経て東京に来る世界のムナカタ展

 

☆「ゴッホと静物画 伝統から革新へ 展」@新宿・SOMPO美術館 10/17 - 2024/1/21

【ゴッホと静物画】 | SOMPO美術館

※ 「ひまわり」を所蔵するSOMPO美術館のゴッホの静物画展。ゴッホの静物画は美しく躍動していて好きです。

 

☆「モネ 連作の情景 展」@上野・上野の森美術館 10/20 - 2024/1/28

モネ 連作の情景

※ モネと言えば連作。連作からモネをひも解きます。

 

☆「マリー・ローランサン -時代を写す眼 展」@京橋・アーティゾン美術館 12/9 - 2024/3/3

マリー・ローランサン ―時代を写す眼 | アーティゾン美術館

※ マリー・ローランサンの画業をたどり、関連する画家の作品と比較しながらその魅力に迫る展覧会。

 

ということで、今月はこのへんで。

 

3. さいごに

今年も西洋、日本を問わず多彩な展覧会が開催されていて、楽しみです。ここにあげていない展覧会でも見に行きたくなるものが多数あります。

今年はブルターニュ、マリー・ローランサンと意外な被りがありますが、それぞれの展覧会を見て、より深く作品を味わえるのではないでしょうか。

今年も一つでも多く展覧会を見に行きたいと思います。

 

ということで、何か、おもしろそうな展覧会はありましたか?

 

さいごに関連リンクは今回はお休みです。

 

それでは、今回の通信は終了です。次回は2月初めの予定です。(あくまで予定です^^;)

 

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

また、よろしくお願いいたします。

 

※ ご意見、ご感想、大歓迎です。是非コメントかメール(yorocon46@gmail.com)まで。ツィッターは@yorocon46です。


f:id:YoroCon:20230110225222j:image

(お正月に行ってきました)