今月も展覧会に行きたい!よろコンです
新年度がはじまりました。桜も咲きました。そして、散りました。早っ(^^;)
そんな今月もやっぱり展覧会に行きましょう!
ということで4月、気になる展覧会をピックアップしてみたいと思います。
今回も自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトで始めます。なにか一つでも気になるものがありましたら幸いです(^^)
なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。
【今月の展覧会】
1. 情報源
・「絶対見逃せない 2023 美術展」& 美術展80ハンドブック
・東京都の展覧会|展覧会スケジュール|美術館・アート情報 artscape
・チラシミュージアム(iPhoneアプリ)
に、各美術館のWebサイトの情報等を加えて記述します。
なお、写真はすべて撮影可能だった作品を撮ってます。
(オヤジの背中、トーハクからMOMATに出張中)
2. 気になる展覧会
(1) 行ってきた展覧会
☆「レオポルド美術館 エゴン・シーレ 展」@上野・東京都美術館 1/26 - 4/9(日時指定予約制)
レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才<オフィシャルHP>
※ 明日(4/9)最終日。展覧会については先月のブログをご参照ください。
☆「マリー・ローランサンとモード 展」@渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアム 2/14 - 4/9
※ 明日(4/9)最終日。 3/16訪問。詳細は、展覧会紹介のブログで。
シャネル。本人は気に入らなかったとか
☆「芳幾・芳年 -国芳門下の2大ライバル 展」@東京(丸の内)・三菱一号館美術館 2/25 - 4/9
芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
※ 明日(4/9)最終日。3/26訪問。歌川国芳の二大弟子。最後の浮世絵師。芳幾と芳年の展覧会。三菱一号館美術館メンテのための長期休暇前、最後の展覧会。腕のたつ芳幾、覇気みなぎる芳年。兄弟弟子の競演です。
芳年、跳ぶ!
☆「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」@竹橋・東京国立近代美術館 3/17 - 5/14
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/jubun2023/
※ 4/1訪問。明治以降、日本近代美術の重要文化財を集めた贅沢な展覧会。横山大観の生々流転や鏑木清方の築地明石町、新富町、浜町河岸の三部作等、名作が当時いかに「とんがって」いたかもわかります。展示替えがあり、見たかった狩野芳崖「悲母観音」(4/25~5/8)が会期後半の展示なので、GWにまた来ようかな。通期展示の山本芳翠の作品も好きでした。
有名な鮭の切り身?!
☆「椿椿山展 軽妙端麗な色彩と筆あと」@西高島平・板橋区立美術館 3/18 - 4/16
※ もうすぐ終了。4/2訪問。椿椿山(つばきちんざん)。幕末の蛮社の獄で非業の死を遂げた渡辺崋山の弟子。多芸の人でたくさんの弟子を抱えていたとか。華麗な花鳥画、江戸の当時では先端を行っていたであろう陰影で立体感ある人物画、数は少ないですが秀逸な風景画と、とても見ごたえのあるおススメな展覧会でした。幕末、蛮社の獄の時の椿椿山の書簡や渡辺崋山の自筆遺書などもあり、歴史的な視点で見ても面白い展覧会。関東初の椿山展、こちらも重要文化財ありです。
ネコはちょっと可愛くはないですが・・・
☆「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」@中村橋・練馬区立美術館 2/26- 4/16
※ もうすぐ終了。4/2訪問。板橋区立美術館と練馬区立美術館を"ハシゴ"してきました。吉野石膏さんのコレクションと言えば印象派にシャガールが頭に浮かぶのですが、貴重書に日本画もあわせて、こんなにも充実したコレクションなのかと驚かされる展覧会でした。もちろん、ルノワールやピサロの印象派の作品も展示されています。貴重書はピサロの息子リュシアン・ピサロが設立したエラニー・プレスのコレクション、日本画は渡辺省亭、上村松園から加山又造と比較的最近の作品まで。この展覧会もおススメです。
聖セバスティアヌスで疫病退散
☆「生誕100年 柚木沙弥郎展」@駒場東大前・日本民藝館 1/13- 4/2
※ 終了。3/16訪問。人生100年時代と言われていますが、100歳の今も作品を制作中。ポップでかわいらしく、心に残る造形、模様の染色。みずみずしい作品に癒されました。日本民藝館の建物と同時に展示されているコレクションとのバランスもおもしろく、良い展覧会でした。日本民藝館、また訪れたいと思います。
つばめもキャッチー
(2) これから行きたい展覧会
・開催中
☆「若冲と一村 時を越えてつながる 展」@箱根・岡田美術館 開催中(12/25) - 6/4
若冲と一村 ―時を越えてつながる―|開催中の展覧会|岡田美術館
☆「ルーブル美術館展 愛を描く」@乃木坂(六本木)・国立新美術館 開催中(3/1) - 6/12
※ 今回のルーブル展は「愛」がテーマ
☆「特別展 東福寺」@上野・東京国立博物館 開催中(3/7) - 5/7
特別展「東福寺」:【東京展】2023年3月7日(火)~5月7日(日)/東京国立博物館 平成館|【京都展】2023年10月7日(土)~12月3日(日)/京都国立博物館 平成知新館
※ 京都の東福寺初の大規模展覧会
☆「春の江戸絵画まつり 江戸絵画のお絵描き教室 展」@府中・府中市美術館 開催中(3/11) - 5/7
春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室 東京都府中市ホームページ
※ 春の恒例。
☆「憧憬の地 ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 展」@上野・国立西洋美術館 3/18 - 6/11
憧憬の地 ブルターニュ展 ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷|国立西洋美術館
☆「ブルターニュの光と風 展」@新宿・SOMPO美術館 3/25 - 6/11
※ 西洋美とSOMPO美のブルターニュ
・今月から開催
☆「アルフォンス・ミュシャ 展」@八王子・八王子市夢美術館 4/7 - 6/4
※ 日本でも大人気のミュシャ。パリ時代のポスターや画学生の手引きとなるよう制作された「装飾資料集」などを中心に「スラブ叙事詩」などのパネルから祖国チェコに捧げた後半生にもスポットを当てる展覧会とのこと。
☆「大阪の日本絵画 展」@東京駅丸の内北口・東京ステーションギャラリー 4/15 - 6/11
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202304_oosaka.html
※ 佐伯祐三展の次は同じく大阪中之島美術館コレクションをはじめとする近代大阪の日本画。大規模展覧会は初めてとのこと。北野恒富、島成園、気になる名前多数。とにかく見に行きたい展覧会です。
☆「マティス 展」@上野・東京都美術館 4/27 - 8/20
マティス展 Henri Matisse: The Path to Color
※ GWの上野はマティス。約20年ぶりに20世紀の巨匠マティスの大回顧展。パリ・ポンピドゥーから約150点。かなり期待の展覧会です。
ということで、今月はこのへんで。
3. さいごに
今の展覧会の多くはGWへと続いていきます。
GWといえば根津美術館の国宝・燕子花図屏風
季節の花もきれいで美術館の庭の散策も楽しみ
国宝と言えば、東京丸の内では曜変天目
明治の橋本雅邦の重要文化財「龍虎図屏風」もあります。
今年の春も美術館巡りを楽しみたいと思います。
さぁ、今月も一つでも多く展覧会を見に行きたいと思います。
さて、何かおもしろそうな展覧会はありましたか?
さいごに関連リンクです。
・先月の美術館通信(シーレ)
・マリー・ローランサン
・芳幾と芳年も
・柚木さんも
それでは、今月の通信は終了です。次回は5月の予定です。(あくまで予定です^^;)
ということで、ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。
※ ご意見、ご感想、大歓迎です。是非コメントかメール(yorocon46@gmail.com)まで。ツィッターは@yorocon46です。
(緑のクマとサクラ)