すきコレ

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【展覧会Log】GWに行った展覧会(2025/5/7記述)

よろコンです。

 

前回のブログ。4月の後半に行った展覧会もGWに行った展覧会ではありますが、それはそれということで、今回は5/1、2に行ってきた展覧会です。

今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。

 

ちなみに、5/1太田記念美術館の「没後80年 小原古邨-鳥たちの楽園」展に行ったら、

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展示替えのため休館でした(T_T)

まぁ、そういうこともあります。気を取り直して次に向かった美術館からスタートです。

 

(1) 国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図-光琳・王狂・其一をめぐる3章@根津美術館(5/11(日)まで)

展覧会 / 開催中|根津美術館

・5/1(木) 13:15頃鑑賞
・根津美術館のGWと言えば尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」。それに重文である応挙の「藤花図屏風」と其一の「夏秋渓流図屏風」がそろい踏み。リズミカルで装飾的な光琳の燕子花、写実派の神髄・応挙の藤花、これでもかと画面を埋め尽くす自然の中、金の線を纏いながらねっとりと流れる其一の渓流。見ごたえのある展覧会でした。

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根津のお庭の燕子花も見頃でした。

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(2) <<予感>>とその時代@岡本太郎記念館(6/29(日)まで)

《予感》とその時代 | 岡本太郎記念館

・5/1(木) 14:30頃鑑賞
・「芸術は呪術である」と岡本太郎が言ったのは1960年代半ばとのこと。岡本が作品を生み出し続けた南青山のアトリエが公開された記念館。岡本太郎の作品に囲まれ、熱のある空間なのですが、なんだかとても居心地の良い場所でした。個人的にはとってもおススメですし、また行きたいと思います。

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太郎先生にここで会えるとは

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二階からは太陽の塔が庭の私たちを覗いています。

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ドキッ!!

 

 

(3) 酒呑童子ビギンズ@サントリー美術館(6/15(日)まで)

酒呑童子ビギンズ サントリー美術館

・5/1(木) 15:40頃鑑賞
・重要文化財・狩野元信筆「酒伝童子絵巻」(サントリー本)の修復が終わっての大公開。この本を基に後々の絵巻が作られたり、さらに酒呑童子誕生秘話が前半に付け加えられたりしたということで、まさにこの本は酒呑童子"ビギンズ"。酒呑童子の話をあらためて読み返し、この作品から派生した絵巻を楽しみ、さらに能(大江山)の映像を見てと、酒呑童子三昧の楽しい展覧会でした。

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美術館のある東京ミッドタウン近くのこいのぼり。やっぱりPEACEがいちばん

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(4) 手塚治虫 火の鳥展@東京シティビュー(六本木ヒルズ52F)(5/25(日)まで)

手塚治虫 火の鳥展 | 火の鳥は、エントロピー増大と抗う 動的平衡=宇宙誕52F生の象徴

・5/1(木) 18:00頃鑑賞
・六本木ヒルズの東京シティビューということもあり、展覧会というより展望台に来た海外の方が大勢いらっしゃいました。逆にマンガ「火の鳥」の主要12編を紹介する展示エリアはあまり多くの人はいないのですが、内容はこの12編を一気に総ざらいしようという感じで、完全にマンガを読みふける感じでした。しっかり見ていたら二時間でも半分くらいしか読めませんでした(^^;)それにしても手塚治虫のどえらい想像力をまざまざと見せつけられる、そんな展覧会でした。マンガ、読むつもりで行きましょう。

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(5) 生誕140年記念 石崎光瑤展@日本橋高島屋(5/6(火)まで・終了)

石崎光瑤 | 南砺市立福光美術館

・5/2(金) 14:00頃鑑賞
・2月に旅行した世界遺産・五箇山がある富山県南砺市出身。京都の竹内栖鳳に入門し、土田麦僊らと苦楽を共にするも、家庭の事情で進学できず山の世界へ。民間パーティーとして初めて剣山に登頂するなど、登山家としても名を遺した方です。伊藤若冲に傾倒し、若冲再評価につながったとも言われています。そんな光瑶の作品は鮮やかで華やかな色彩に包まれています。このGW最大の発見でした。とにかく良かった。

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1919年の帝展特選の「燦雨」は上村松篁にも影響を与えたとか

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「雪」(1920年)の右隻は伊藤若冲「動植綵絵」の影響があると言われています。

ちなみに五箇山はこんなところです。

www.yorocon46.com

 

(6) オディロン・ルドン-光の夢、影の輝き@パナソニック汐留美術館(6/22(日)まで)

オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝き | パナソニック汐留美術館 Panasonic Shiodome Museum of Art | Panasonic

・5/2(金) 15:45頃鑑賞
・オディロン・ルドンは産業革命以降、技術革新が起こる中で印象派のように外の風景を描くのではなく、神秘的、幻想的な象徴主義的世界を描きます。初期は黒を基調とした作品が印象に残りますが、やがてパステル画や油彩画といった色彩のある世界が描かれるようになります。ルドン作品のコレクションで有名な岐阜県美術館からの出品を中心に110点でルドンの画業の変遷をたどる展覧会です。


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ということでGWの展覧会Logは以上です。ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。これからも展覧会を見に行ったら、書きたいと思います。また次回もよろしくお願いします。

 

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(5/1晴れ。六本木ヒルズから見た麻布台ヒルズと東京タワー)