すきコレ

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【展覧会Log】9/22(月) :特別展「運慶 祈りの空間 - 興福寺北円堂」+東博コレクション展@東京国立博物館(上野)のレポート(2025/10/7UP)

よろコンです。

 

ここ最近、寒暖差アレルギー?秋の花粉症?なんて思っていたら、ただの風邪だったような。そんな季節の激変に体がついていかないと感じる前の週のこと。

 

今日は9/22(月)、飛び石連休の中日に会社から休みをもらって行ってきた運慶展です。

今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。(このブログでは撮影OKだった作品の写真を掲載しています)

 

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(トーハク入り口のポストが素晴らしい)

 

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☆ 特別展
   運 慶
祈りの空間 -興福寺北円堂

   @ 東京国立博物館本館特別室(上野) 開催中~11/30(日)まで

特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」/2025年9月9日(火)~11月30日(日)/東京国立博物館[上野公園]

 

東京国立博物館 - Tokyo National Museum

 

 

○開館時間=9:30~17:00 毎週金曜・土曜と月曜が祝日の日曜日は20:00まで開館
   ※ 入館は閉館30分前まで
○休館日=月曜日(祝日は翌火曜日休館)
○入館料=一般当日1,700円、大学生900円、高校生600円、中学生以下無料
   ※ 東博コレクション展(平常展)も鑑賞可能
○出展数=約7点
○展示替え=なし

○鑑賞日時と時間=9/22(月) 15:15~、約30分(コレクション展と併せて80分)
○混雑=人は多いですが混雑はしていません。ゆっくり見られました。
○写真撮影:運慶展はすべてNGです。東博コレクション展はNGマークのない作品は撮影可能です。(多くは撮影可能です)

 

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(それでは展覧会の会場へ)


○展示構成

   今回展示されている7点は次の通りです。すべてが国宝です。

   - 1. 運慶作・弥勒菩薩像(興福寺北円堂安置)

   - 2. 運慶作・無著菩薩立像(興福寺北円堂安置)

   - 3. 運慶作・世親菩薩立像(興福寺北円堂安置)

   - 4. 四天王像(持国天)(興福寺中金堂安置)

   - 5. 四天王像(増長天)(興福寺中金堂安置)

   - 6. 四天王像(広目天)(興福寺中金堂安置)

   - 7. 四天王像(多聞天)(興福寺中金堂安置)

 

○レポート

この展覧会では、奈良・興福寺の北円堂の弥勒菩薩、無著・世親の像と、現在は中金堂に安置され、元は北円堂に安置されていたのではないかと言われる四天王像を同じ空間に安置し、仮説ではありながら像が制作された当時の北円堂の空間を再現することを試みています。この展示自体が歴史的な実験であり、作品であるとも言えます。

現存数が少ない運慶作品の弥勒菩薩、無著・世親像は写実的で力強くも静寂な佇まい、それを取り巻く四天王像も運慶一門の作ではないかと考えられているとのこと。

個人的には今年5月、奈良の興福寺・中金堂を訪れ、この四天王像を見てきていますが、離れた位置からの拝観だったので、近くから、360℃、ゆっくりじっくりと拝観できるのは博物館・美術館ならではの鑑賞体験だったと思います。

東博コレクション展と併せて是非とも拝観ください。落ち着いた素晴らしい空間です。

 

ちなみに、こちらは四天王像が安置されている2018年(平成30年)落慶の興福寺中金堂です。

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この奥に四天王像が

【興福寺リンク】

https://www.kohfukuji.com/

 

さて、トーハクに戻り、ここからは東博コレクション展です。

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関連展示で仏像から

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こちらは重文。平安時代(12世紀)の京都・浄瑠璃寺、四天王像のうち広目天

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こちらも重文。平安時代(10世紀)、京都・般舟院伝来の不動明王坐像


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平安時代(12世紀)の毘沙門天立像。毘沙門天は四天王のうち北を守る多聞天と同じ

 

ここからは絵画作品を

現在の国宝室は「平治物語絵巻 六波羅行幸巻」(鎌倉時代13世紀)、10/26まで

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親しみやすい神様

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興牧「布袋図」(室町時代・16世紀)

布袋様が指をさすのは絵の外の上空の月。月は仏の教え、布袋様の指はそれを指した経典を意味するとか。この絵は指ばかり見て月を見ない、経典ばかり見て仏の教えを理解しないことへの批判的な表現だとか。和やかな絵の奥に深い教えが

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寺崎広業(てらさきこうぎょう)「秋苑(しゅうえん)」1899(明治32)年

 

画面右下で眠る猫は気持ちよさそう。

 

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(右隻)

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(左隻)

円山応挙「秋冬山水図屏風」(江戸時代18世紀)

 

最後は奈良にちなんで、というわけではありませんが鹿の絵

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柴田義董「鹿図屏風」(江戸時代19世紀)

 

ということでトーハクを後にします。
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(秋らしい雲)

 

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ということで今回の展覧会Logは以上です。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

 

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(お久しぶりです。いつ見ても味のあるオヤジの背中)