すきコレ

好きなものをコレクションする。そんなコンセプトのブログです。旅にアートに、それからそれから...

【展覧会Log】10/13(月・祝):永青文庫 近代日本画の粋 -あの猫が帰って来る!-@永青文庫(2025/10/27UP)

よろコンです。

 

今日は、日本民藝館の棟方志功展を見る前に行った展覧会です。あの猫に会いたくて。
今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。(このブログでは撮影OKだった作品の写真を掲載しています)

 

f:id:YoroCon:20251026230900j:image

(早稲田駅から。この坂の上にある美術館)

 

======

☆秋季展 重要文化財「黒き猫」修理完成記念

  永青文庫 近代日本画の粋 -あの猫が帰って来る!-

@永青文庫(早稲田) ~11/30(日)まで

 

永青文庫

 

 

○開館時間=10:00~16:30  ※ 入館は閉館30分前まで
○休館日=月曜日(これからだと祝日の11/3、11/24は開館。翌日休館)
○入館料=一般当日1,000円、シニア(70歳以上)800円、大学・高校生500円、中学生以下無料
○展示替え=大幅な展示替えあり(前期:~11/3(月・祝)、後期:11/7(金)~)
   ※ 菱田春草の「黒き猫」は前期展示(~11/3)です。 
○鑑賞日時と時間=2025/10/13(月・祝) 12:45~、60分
○混雑=多くの方がいますが、混雑はしていません。ゆっくり見られました。ただ、私が館外に出るとチケットを買う人の列ができていました。前期末に向けて更に混むかもしれません。
○写真撮影:すべてNGです。

 

f:id:YoroCon:20251026230829j:image

(入ります)


○展示構成

   - 近代日本画コレクションの粋 -細川護立から永青文庫へ-

   - 細川護立と日本画家の交流 -コレクション形成の背景-

   - 語る細川護立 -コレクションへの想い-

 

○レポート

・永青文庫設立者・細川護立は早くから同時代の日本画家に注目し、積極的に蒐集していきました。その中のひとつが36歳の若さで夭折した菱田春草(1874~1911年)の代表作「黒き猫」。今回、クラファン、国・都・文京区の補助による本格的な修理を経て帰ってきました。その修理完成を記念した展覧会です。

・「黒き猫」は春草が明治43(1910)年の第4回文展(文部省美術展覧会)に出展するために描いた作品。本当は「雨中美人」という屏風絵を出品しようと制作するも着物の色調がまとまらず、展覧会直前、わずか5~6日で書き上げたのがこの作品。モフモフとした黒い猫の毛。装飾的な柏の葉。今では重要文化財となるほどの名作に。ただし、春草は猫はあまり好きではなかったとのこと。これって本当?

・後期(11/7~)は同じく春草の重要文化財「落葉」が展示されます。また、重要文化財の中国の墨蹟も。このほか、横山大観、下村観山、小林古径、鏑木清方と前・後期で永青文庫の多彩なコレクションを鑑賞できる展覧会です。

 

f:id:YoroCon:20251026230812j:image

永青文庫の建物も瀟洒

f:id:YoroCon:20251026230819j:image

f:id:YoroCon:20251026230857j:image

ここから先にあの猫が

 

今回は作品の撮影はNGだったので、展覧会についてはここまでです。

 

帰りは隣接する肥後細川庭園

f:id:YoroCon:20251026230845j:image

f:id:YoroCon:20251026230822j:image

f:id:YoroCon:20251026230805j:image

f:id:YoroCon:20251026230848j:image

f:id:YoroCon:20251026230808j:image

散策するには良いところです。美術館とあわせて是非。

 

ということで、永青文庫を後にします。



前に同様に猫に会いに来たときのことです。(写真は今回とほぼ同じ^^;)

【東京・町歩き】文京区目白台・関口周辺。久々の晴れの日に(2020/9/21) - よろこんで!**してみました。

 

さらに、動物展で見た黒い猫

美術展:「動物たちの息吹」展@ホテルオークラ東京に行ってきました。 - よろこんで!**してみました。

 

ちなみに、今、府中市美術館にも春草の黒い"子猫"の絵が展示されています。

府中市美術館

フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫 東京都府中市ホームページ

(~12/7(日))

======

 

ということで今回の展覧会Logは以上です。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

 

f:id:YoroCon:20251026230903j:image

(帰り道。川には鯉)