すきコレ

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【作品・その1】フランソワ・ポンポン「シロクマ」(1922) オルセー美術館(2017/11/7訪問、2020/4/2記述)

自称アート・リポーターこと、よろコンです。

 

  さて、今回は、これまで見てきた美術作品から、私が好きな作品についてレポートしていきたいと思います。お付き合いただけますと幸いです。

 

  それでは、本日の作品はこちら。

 

フランソワ・ポンポン作

「シロクマ」(1922)

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パリ・オルセー美術館。一階奥にあるカフェの前でその雄姿を目にすることができます。

今にも動きだしそうな白熊。

悠然としつつも、少しとぼけた感じの愛らしい顔。

滑らかな白い曲面がシロクマを包む柔らかな毛を再現します。

進行方向に伸びた首。地面を力強く蹴った後ろ足は、今まさにシロクマが目の前を悠々と歩いているかのようです。

 

作者フランソワ・ポンポンは1855年にフランス・ブルゴーニュ地方の町・ソーリューに生まれました。お父さんは家具職人や仕立て屋をしていたようです。

20歳で彫刻家を目指してパリに出ると、いろいろな彫刻家の工房に入ります。あのロダンの工房では、人物像の制作にも携わっていました。

1906年ごろからは動物をモチーフとした作品を作成するようになり、1922年ポンポン67歳の時に自身の代表作となるこのシロクマを作成しました。そして1933年に亡くなるまで数多くの動物彫刻を残しています。

(館林美術館のWebサイト、Wikipedia参照)

 

この写真は2017年11月7日にオルセー美術館に行ったときに撮影したものです。

テレビ東京の番組「美の巨人たち」で、この白熊を取り上げていた回(2017年1月28日放送のようです)を見て「次にパリに行ったら、ぜひとも本物を見てみたい」という思いにとらわれました。そして、この年の秋にパリに旅行し、見て来た時の写真です。このときのオルセー訪問の最大の目的は、このシロクマでした。

(でも、これ以前にオルセーは訪れたことがあり、そのときも見ていたとは思うのですが、実はあんまり記憶に残っていませんでした)

 

美術館に入り、作品を鑑賞しながら歩いて、少し疲れたなと思ったころ、この像が姿を現しました。見てのとおり、本当のシロクマと同じくらいの大きな像です。

カフェが目の前でしたので、コーヒーを飲みながら、ゆっくりとこの像を眺めていたのを思い出します。

 

コーヒーを飲んだ後は、シロクマのまわりをぐるぐると。

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シロクマの毛は一本も掘っていないのに、その滑らかな曲線、曲面で毛の柔らかさが伝わる。極限まで無駄を削ぎ落した単純なフォルムで、よりリアルな世界を表現する。この革新的な作品を67歳の時に作り上げたポンポンはすごい作家だと思います。いつまで見てても、飽きない作品です。

 

 

ちなみに、ポンポンにスポットライトをあてた美術館に、群馬県立館林美術館があります。

群馬県立館林美術館_フランソワ・ポンポンについて

こちらにはポンポンのアトリエを再現した別館や、小さなシロクマの作品が展示されています。

一度、訪れたことがありますが、のどかな自然の中のとてもきれいな美術館です。

 

あと、この作品を見に行くきっかけを与えてくれた番組のページはこちら。

KIRIN~美の巨人たち~

 

  ポンポンのシロクマ。いつかまた見に行きたいなぁ・・・

 

ということで、ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

いかがでしたか?また、次の作品のときもお付き合いください。

 

  以上です。ではでは。

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