すきコレ

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【展覧会Log】7/11(金):ルノワール×セザンヌ@三菱一号館美術館(2025/7/14記述)

よろコンです。

 

今日は、三菱一号館美術館で開催中のルノワール×セザンヌ展。おススメです。

今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。(このブログでは撮影OKだった作品の写真を掲載しています)

 

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(会社をフレックス退社して所用を済ませた後、ナイトミュージアムに来ました)

 

 

(1) ルノワール×セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠@三菱一号館美術館(9/7(日)まで)

ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠|三菱一号館美術館

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・7/11(金) 18:00頃~約75分間 鑑賞

・パリ・オランジュリー美術館がルノワールとセザンヌの二人に初めて同時にフォーカスをあてて企画・監修をした世界巡回展。日本ではこれが唯一の開催となります。

・「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより」と目録にあるようにオルセー美術館の作品も合わせルノワール、セザンヌの代表作が約50点集結

・1841年生まれ、明るく社交的なルノワールと1839年生まれ、人付き合いをあまり好まないセザンヌ。明るく柔和な作風で印象派を代表する画家・ルノワール。対象物を独自に配置・構成して新しい時代の礎となったポスト印象派・セザンヌ。この二人は第一回印象派展にともに出品し、友人としても生涯にわたる交流がありました。

・性格も作風も対照的な二人ですが、絵画への挑戦を続ける中、形を失わず、抽象画にならない世界で描き続けたことは共通しています。そんな二人の作品を同時に見比べながら鑑賞できる、とても贅沢な展覧会です。

・本展覧会は一部撮影NGの作品もありますが、数多くの作品が撮影可能でした。

 

それでは二人の描いた「花」の作品から

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ピエール=オーギュスト・ルノワール「花瓶の花」1898年

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ポール・セザンヌ「青い花瓶」(1889-1890年)

 

次は「果物」

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ピエール=オーギュスト・ルノワール「桃」(1881年)


瑞々しく華やかに

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ポール・セザンヌ「わらひもを巻いた壺、砂糖壺とりんご」1890-1894年

 

テーブル、リンゴ、皿、壺、再構築された世界

 

そして「人物」

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ピエール=オーギュスト・ルノワール「風景の中の裸婦」1883年

 

印象派から輪郭線を描く新古典主義のアングル風へと画風が大きく転換する時期の作品

 

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ポール・セザンヌ「セザンヌ夫人の肖像」1885-1895年

 

ルノワールとは対照的に人物でありながら若干無機質にさえ感じられる作品

 

この展覧会でいちばん見たかった作品

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ピエール=オーギュスト・ルノワール「ピアノの前の少女たち」1892年頃

 

この作品を見るだけでも、この展覧会に来る意味は十分あります。
(明るく柔らかい感じが個人的にとても好きな作品です)


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展覧会で紹介されていた二人の言葉から

 

ルノワール
「われわれの(印象主義の)運動で一番重要な点は、絵画を主題から解放したことにあるという気がする。私は、花を描いて、それをただ「花」と呼ぶことが出きる。それに何かの物語を語らせる必要はないのだ。」

 

セザンヌ
「りんごひとつで、パリを驚かせたい」

 

歴史画のような主題はなくとも花を花として描いたルノワール。リンゴを画面の中に再配置・再構成して描くことでパリを驚かせたばかりか「近代絵画の父」となったセザンヌ。作風は違えど、先駆者同士、それぞれの絵に込めた思いがそれぞれに伝わる展覧会でした。まだ、会期はありますので、ぜひとも本物を見ていただければと思います。会期終盤はとても混みそうな気がしますので、早めに行かれることをおススメします。

 

ということで今回の展覧会Logは以上です。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

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(夜の東京駅。さぁ、帰りましょう)