すきコレ

好きなものをコレクションする。そんなコンセプトのブログです。旅にアートに、それからそれから...

2022年9月の東京の展覧会通信(2022/9/6)

今月も展覧会に行きたい!よろコンです

 

「暑さ寒さも彼岸まで」

まだ残暑もあり、台風も来てと何かと注意が必要な季節ですが、少しずつ涼しい日も増えていきます。過ごしやすくなるまで、あともう少し。

今月は夏に始まった展覧会もいよいよ終了に。見逃さないよう、行きたいと思います。

 

ということで、今回も自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトで始めます。なにか一つでも気になるものがありましたら幸いです(^^)

なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。

 

【今月の展覧会】

 

1. 情報源

・「絶対見逃せない 2022 美術展」& 美術展80ハンドブック

東京都の展覧会|展覧会スケジュール|美術館・アート情報 artscape

・ちらしミュージアム(iPhoneアプリ)

に、各美術館のWebサイトの情報等を加えて記述します。

 

f:id:YoroCon:20220905234337j:image

(いきなり出て来たこのオブジェ。どこの美術館へ行く途中でしょうか?)

 

2. 気になる展覧会

(1) これから行きたい展覧会

(開催中)

☆「ゲルハルト・リヒター展」@竹橋・東京国立近代美術館 開催中-10/2

ゲルハルト・リヒター展 

※ 生誕90年のドイツ現代アートの巨匠・リヒターの展覧会。

(西洋美、企画展「自然と人のダイアローグ」のリヒター作品から。再掲)

f:id:YoroCon:20220806170756j:image

 

(今月から)

☆特別展「日本美術をひも解く - 皇室、美の玉手箱」後期展示@上野・東京藝術大学大学美術館 開催中-9/25

特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」/2022年8月6日(土)~9月25日(日)/東京藝術大学大学美術館

※ あえて「後期展示」と書いたのは前期はすでに8月末で終わってしまったから。そして先月、この展覧会を書き忘れてしまったから(^^;)
でも、前期展示は見に行きました。目玉は狩野永徳の唐獅子図屏風(前期のみ)でしょうか。このほか教科書でも見た蒙古襲来絵詞(こちらは巻を変えて後期も展示)など、日本美術ひいては日本の歴史を代表する作品が展示されています。
そして後期展示の目玉はやっぱり伊藤若冲の動植綵絵。全30幅の1/3、10幅展示です。9月の土日は19:30まで開館。後期も見に行かなければ。

(ちなみに、さっきの写真はこの美術館に行く途中にあります)

f:id:YoroCon:20220905234333j:image

 

☆沖縄本土復帰50周年「名嘉ボクネン展 ~思えるままに~」@東京(有楽町)・相田みつを美術館 開催中 -9/25

https://www.mitsuo.co.jp/museum/exhibition/pdf/chirashi220722.pdf

※ 先日Eテレの日曜美術館・アートシーンで紹介されていたのを見て、がぜん行きたくなりました。爆発のような首里城を照らす太陽、海のサンゴと自然の力をダイレクトに感じられる木版作品に興味津々です。相田みつを先生の書も見てきたいと思います。

 

☆「仙厓のすべて」@有楽町・出光美術館 開催中 -10/16(日時指定予約制)

最新の展覧会|展覧会情報|出光美術館

※ 永青文庫でも展覧会がありましたね(見に行けませんでしたが)。江戸時代に博多で活躍した禅僧・仙厓。白隠さんも良いですが、仙厓さんもなかなかどうして。ヘタウマ?ただの下手?でも、よく見ると下手を演じているような気もします。ちょっと(いや、とても)気になる展覧会。見に行ってきたいと思います。

 

☆「美をつくし - 大阪市立美術館コレクション」@六本木・サントリー美術館 9/14 -11/13

美をつくし―大阪市立美術館コレクション サントリー美術館

※ 東京・京都に次ぐ日本で三番目の公立美術館である大阪市立美術館。敷地は住友家から寄贈されたとのこと。関西財界人のコレクションをまとめて収蔵しているのが特徴ということで、パンフからも多種多様な作品が展示されていることがうかがえます。「美をつくし」は「みをつくし」(澪標にかけて)と読んでください。

 

  さて、ここからは地域の美術館・・・

 

☆区制施行90周年記念 館蔵品展「ぞろぞろ わいわい 人だらけ - 狩野派も、それ以外も 」@西高島平・板橋区立美術館 開催中 -10/2

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/_res/projects/project_artmuseum/_page_/004/001/537/hitodarake.pdf

※ 行きにくいけど、また行きたくなる我が地元のイタビ。いろんな人が出てくるようで

 

☆「日本の中のマネ -出会い、120年のイメージ-」@中村橋・練馬区立美術館 開催中 -11/3

日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ― | 展覧会 | 練馬区立美術館

※ ほぼ地元、お隣・練馬の企画展。日本がいかにマネを受け入れて行ったか。面白そうな企画にマネ作品をはじめ、印象派・日本近代洋画等100点を展示とか。現代アートの作品も

 

☆「新版画 進化系UKIYO-Eの美」@千葉・千葉市美術館 9/14 -11/3

https://www.ccma-net.jp/wp-content/uploads/2022/08/ShinHanga_flyer.pdf

※ 過去にはコラボ展を開催するなど、イタビとも縁の深い千葉市美術館。秀逸な浮世絵コレクションから最近注目度の高い新版画展です。

 

☆「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」@茅ヶ崎・茅ヶ崎市美術館 9/10-11/6

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 | 茅ヶ崎市美術館

※ 以前、小原古邨展の時に来ました。こちらも注目の新版画展。浮世絵を新しい時代につなごうとした版元・渡邊庄三郎の挑戦にフォーカス

 

☆「アーツ・アンド・クラフツとデザイン -ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」@東府中・府中市美術館 9/23-12/4

 アーツ・アンド・クラフツとデザイン - ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

※ 今の家から歩いて行ける新ホームな美術館。ラファエル前派にもつながるアーツ・アンド・クラフツ。そして代表的なウィリアム・モリスにアメリカのフランク・ロイド・ライトまで。秋だし、散歩がてら見に行ってきます。(帰りは角打ち^^;)

 

(2) 行ってきた展覧会

☆「自然と人のダイアローグ」@上野・国立西洋美術館 開催中-9/11(日)

国立西洋美術館リニューアルオープン記念「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」

※ 国立西洋美術館リニューアルオープン記念展も今週まで。見どころ満載の展覧会です。

f:id:YoroCon:20220905234301j:image

(モネの機関車も良かった)

 

☆「刺繍絵画の世界展 明治・大正期の日本の美」@日本橋・日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール 開催中-9/12(月)

刺繍絵画の世界展 明治・大正期の日本の美|高島屋

※ 期間が短いですが、明治・大正の日本工芸の粋。絵画以上に絵画です。特に花鳥風月、動物画との相性は抜群!

f:id:YoroCon:20220905234330j:image

 

☆「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」@初台・東京オペラシティ アートギャラリー 開催中-9/19(月・祝)

ライアン・ガンダー われらの時代のサイン|東京オペラシティ アートギャラリー

※ ギャラリーに入ったとたんにその世界は始まっています。違和感を感じつつも、それが作品であることに気づいたのは目録を見てから(^^;)最初から最後まで、ライアン・ガンダーの謎解きの挑戦状に挑んでいるような、その宝探しのような世界に連れ込まれているような、とにかく楽しい展覧会です。

f:id:YoroCon:20220905234322j:image

(ねずみ、いますよ^^)

 

☆「キース・ヴァン・ドンゲン展 - フォーヴィスムからレザネフォル」@汐留(新橋)・パナソニック汐留美術館 開催中-9/25(日)

キース・ヴァン・ドンゲン展 | パナソニック汐留美術館 Panasonic Shiodome Museum of Art | Panasonic

※ キース・ヴァン・ドンゲンの鮮やかな色遣い、少し縦長に引き延ばされた姿が特徴的な優美であり官能的な女性の描写、その世界にどっぷりと浸れる展覧会です。とても好きな展覧会でした。

f:id:YoroCon:20220905234304j:image

f:id:YoroCon:20220906013409j:image

(西洋美所蔵の「ターバンの女」1922年も展示されています。この写真は西洋美の常設展(撮影可能)から。本展では撮影はNGです)

 

☆「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の奇跡 -市民が創った珠玉のコレクション」@乃木坂(六本木)・国立新美術館 開催中-9/26

ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション

※ ドイツ表現主義、ピカソ、ポップアートとかなり多岐にわたる作品を見られます。

f:id:YoroCon:20220806170803j:image

 

☆「芸術×力 ボストン美術館展」@上野・東京都美術館 開催中-10/2

【公式】芸術×力 ボストン美術館展

※ 平治物語絵巻、吉備大臣入唐絵巻等々。古今東西の名品、幻の「国宝」をこの目で。

撮影可能な作品から(展覧会最初の2枚は撮影可)

f:id:YoroCon:20220905234313j:image

ロベール・ルフェーヴルと工房「戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像」1812年

f:id:YoroCon:20220905234310j:image

アンソニー・ヴァン・ダイク「メアリー王女、チャールズ1世の娘」1637年頃

6歳の少女のいわゆる「お見合い写真」とのこと。やけに大人っぽい。

 

☆「印象派からエコール・ド・パリへ スイス プチ・パレ美術館展」@新宿・SOMPO美術館 開催中-10/10

【スイス プチ・パレ美術館展】 | SOMPO美術館

※ 19世紀後半から20世紀初頭にかけての絵画の流れをたどる展覧会。ルノワールのように名前をよく知る画家から、あまり知らない画家の作品と多くの作品が展示されていますが、印象派から新印象派、フォーヴ、キュビと時代の流れを追った展示で魅惑的な作品ばかりです。最後はSOMPO美術館のコレクションから関連する作品の展示も

f:id:YoroCon:20220905234319j:image

 

☆「篠田桃紅 夢の浮橋」@虎ノ門・菊池寛美記念 智美術館 終了(8/28まで)

年間スケジュール|展覧会|菊池寛実記念 智美術館

※ 前衛書から抽象画へと発展していった篠田桃紅の作品には書の持つ一瞬の厳しさ、凛とした美しさがあると思います。普段は陶芸作品を展示する智美術館の雰囲気ともあいまって、とても清々しく、自然と背筋が伸びるような素晴らしい空間が展開されていました。

f:id:YoroCon:20220906012348j:image

f:id:YoroCon:20220905234254j:image

f:id:YoroCon:20220905234325j:image

(美術館入口の篠田桃紅の作品)

 

ということで、今月はこのへんで。

 

3. さいごに

今月はすでに新宿エリアには行ってきたので、東京・有楽町界隈を回ってきたいと思います。あと、上野の動植綵絵は忘れずに。

 

ということで、何か、おもしろそうな展覧会はありましたか?

 

さいごに関連リンクです。

リニューアル後です。

www.suki-kore.tokyo

こちらは前です。

www.suki-kore.tokyo

 

それでは、今回の通信は終了です。次回は10月の予定です。(あくまで予定です^^;)

 

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

また、よろしくお願いいたします。

 

※ ご意見、ご感想、大歓迎です。是非コメントかメール(yorocon46@gmail.com)まで。ツィッターは@yorocon46です。

 

f:id:YoroCon:20220905234316j:image

(上野公園に咲いていました)