よろコンです。
5/7に行ってきた展覧会です。
今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。
(1) 異端の天才-ビアズリー@三菱一号館美術館(5/11(日)まで)
・5/7(水) 18:15頃鑑賞
・会期は5/11(日)まで。最終週の平日(あとは今日5/9(金)のみ)は20:00まで開館ということで仕事帰りに行ってきました。夜の割には人は多かったですが、GWの5/5は20分以上待ちだったため、会社帰りに寄りました。(土日は10:00-18:00)
・220点と作品数も多く、説明書きも多いのでじっくり見て読むなら2時間くらいは見ておいた方が良いかと。この日は約1.5時間くらいの滞在でした。
・写真撮影可能な部屋が一室あります。(写真はそこで撮りました)
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・家計を支えるため16歳から事務員として働きだしたビアズリー。夜間、ロウソクの光をたよりに描いていたため、画家として成功してからもカーテンを閉め、ロウソクの光の下、描いたとか。白と黒の緻密、繊細、幻想的、妖艶、耽美な作品の源はロウソクの光だったのかも・・・
・T.マロリーの「アーサー王の死」、O.ワイルドの「サロメ」の挿絵で成功したものの後にO.ワイルドが当時は罪だった男色で逮捕されると、ビアズリーも同じとみられ(本当は違うのに)、当時の美術編集の職を失い、不遇の時を過ごします。
・後に新境地を見せる作品を残すも幼少期からの肺結核により25歳で夭逝
今見てもその斬新さを失わないビアズリーの芸術の軌跡を世界的コレクションを有するヴィクトリア・アンド・アルバート博物館からの作品を中心にたどる大回顧展でした。
オーブリー・ビアズリー「孔雀の裳裾」(1893年原画、1907年印刷)
オーブリー・ビアズリー「ヨカナーンとサロメ」(1893年原画、1907年印刷)
黒白の対称
オーブリー・ビアズリー「クライマックス」(1893年原画、1907年印刷)
説明書きも多かったのですが、若干、文字が小さく読みずらかったのが残念な点かも。展覧会は良かったです。
なお、最後の部屋(1F)で「江戸から東京へ-浮世絵・近代版画にみる」と浮世絵の展示もあります。ビアズリーも影響を受けたジャポニズムはここで確認。
ということで5/7の展覧会Logはこの1つで、以上です。ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。また展覧会を見に行ったら、書きたいと思います。
また次回もよろしくお願いします。
(三菱一号館美術館前の薔薇。ビアズリーを見た後だとより耽美な)