よろコンです。
今日は6/22(日)に行った市川市芳澤ガーデンギャラリーで開催中の青森の芸術家の展覧会です。
今回も、あとから「あの時、こんな展覧会に行っていたんだなぁ」と自分が思い出すためのメモということで、よろしくお願いします。(本展では一部作品が撮影OKでしたので、その作品の中から写真を掲載しています)
暑い日でよく見ると写真も曲がってます(^^;)
このポスターを見ているだけで期待が高まります。
(1) 青森の芸術家 棟方志功から奈良美智まで@市川市芳澤ガーデンギャラリー(6/29(日)まで)
青森の芸術家 棟方志功から奈良美智まで | 市川市文化振興財団
・6/22(日) 15:40頃~約45分間 鑑賞
・大きな第一展示室と小さな第二展示室の2室で約80作品を展示
・展覧会の構成
-青森の版画家たち(今純三/関野準一郎/小館善四郎/高木志朗/棟方志功/橋本花) ☆
-個性と前衛芸術 i (斎藤義重/阿部合成/小野忠弘/工藤甲人/佐野ぬい) ☆
-国民的キャラクターと芸術家(成田亨/馬場のぼる/奈良美智)
-個性と前衛芸術ii(寺山修司/工藤哲巳)※
☆は一部作品の撮影が可能なエリアです。※は小さな第二展示室の展示です。
・青森は棟方志功に代表される版画のまち。ウルトラマンやバルタン星人の生みの親(成田亨)が育ち、挑戦的な視線で世界を席巻するかわいい女の子の生みの親(奈良美智)のルーツ。それぞれの作品の形は違えど、人のどこか奥底の方でマグマのように渦巻き蓄えられた熱が滲み出る、そんな「熱」を感じる青森の芸術家の作品が一堂に会した展覧会です。
・作品は青森県立美術館のコレクションです。
・ここからは作品を。版画の世界から
今純三「風景(雪景)」1935年
青森の近代美術の先駆者の一人
今純三「『青森県画譜第7集』郷土玩具図」1933-34年
関野準一郎「棟方志功像」1968年
青森の版画家が刷る板画家・志功
関野準一郎「『陸奥の四季』より青森駅」1980年
関野準一郎「『東海道五十三次44』四日市」1972年
水面に伸びる工場の灯。現代の東海道五十三次
高木志朗「日本の鬼」1968年
燃えるような鬼も、どこか愛らしく(刀は持ってますが^^;)
棟方志功「花矢の柵」1961年
壁一面の大型の作品です。
橋本花「マニラ湾の落日」1942年
こちらは油彩。同時代の憧れの女流画家。志功もデッサンの助言を受けたとか。
・次に前衛芸術
斎藤重義「あほんだらめ」1948年
「もの派」アーティストを輩出したアーティスト
阿部合成「海を見る詩人」1970年
太宰治の同級生は太宰の文才に衝撃を受け、作家を断念。この詩人は記憶の太宰か
小野忠弘「BLUE」1993年
戦後40年、前衛を貫いた画家のブルー
工藤甲人「夢と覚醒」1971年
自らをゆっくりとだが確実に前に進み続ける蝸牛に喩え、生涯描き続けた画家
佐野ぬい「白の回想」制作年不明
「佐野ブルー」と呼ばれる青を中心にカラフルな色から想う白
このほかにもウルトラマン・怪獣の成田亨や世界的現代アーティスト・奈良美智の作品、アングラ演劇の旗手・寺山修司の演劇広告を横尾忠則・宇野亞喜良らが制作したポスター等が展示されています。青森の芸術家に魅せられ続ける空間でした。
ちなみに、2022年、青森を旅行しました。その時は、青森県立美術館にある奈良美智さんの「あおもり犬」をテレビで見て、「直接見たい!」と東京から行ったのですが、まさかの長期休館。「あおもり犬」は見られませんでしたが、今は閉館した棟方志功記念館(作品は青森県立美術館へ)、十和田市現代美術館、弘前れんが倉庫美術館での奈良美智展を振り返る展覧会、といろいろな美術館・展覧会に行くことができました。次回こそは「あおもり犬」を見に行きたいと思います。
その時のブログです。
津軽・みちのく一人旅(1日目)・雨のち晴れ(2022/11/06) - よろこんで!**してみました。
(「あおもり犬」を見られなかったとき)
津軽・みちのく一人旅(3日目)・アート or イート(2022/11/08) - よろこんで!**してみました。
(十和田市現代美術館に行ったとき)
津軽・みちのく一人旅(6日目・最終日)・弘前快晴(2022/11/11) - よろこんで!**してみました。
(弘前の奈良美智展に行ったとき)
※どれも美術館以外(食べ物とか)の記述の方が多いです(^^;)すみません。
ということで今回の展覧会Logは以上です。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。
(ガーデンギャラリーのガーデン。梅雨なのに雲一つない空)